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【HMD情報】FOVE「FOVE 0」基本情報

「世界初視線追跡型バーチャルリアリティヘッドセット」としてKickstarterで注目を集めたアイトラッキング機能の付いたハイエンドHMD。開発は、東京とシリコンバレーに拠点を持つスタートアップ FOVE, Inc.。ついに今秋プレオーダー開始がアナウンスされました。

目次
「FOVE 0」ってどんなHMD? ~ 基本情報 ~
何をそろえればいい?予算は?
専用/対応コンテンツ
どこで買えるの?どこで試せるの?

「FOVE 0」ってどんなHMD? ~ 基本情報 ~

FOVE, Inc.(以下、FOVE社)は、2014年5月12日創立の日本発スタートアップ企業。

2015年5月に開始されたクラウドファウンディング「Kickstarter」でのキャンペーンでは、目標を大幅に上回る資金調達を達成し、大きな注目を集めました。
コロプラやホンハイ、サムスンなど大手企業からも資金を調達しています。

資金募集をしていた際には、3月初旬の開発キット出荷開始を予定していたようですが、延期に。

TGS2016(2016年9月15~18日開催)への出展に合わせ、プロトタイプ「FOVE 0」がお披露目になり、プレオーダー受注開始の発表が行われました。
この発表に伴い、「視線を通じた人と人との感情のつながり」をコンセプトにブランドイメージを一新し、新たなコンセプト動画も公開されました。
"THE EYE IS THE WINDOW OF THE SOUL"
-WILLIAM SHAKESPEARE

これまで、あなたの目は、思考の速度で仮想世界を操作してきた。
これからは、その目が、あなたを見つめて心を動かし始める。
視線は情報入力ツールから意思伝達ツールへ。
それは、これまで以上に、人と人、人と物のつながりを
サポートするコミュニケーションツール。
(引用元:公式サイト「CONCEPT」)


FOVEの持つ大きな可能性に期待できそうです。

お値段は、現在のところ発表されていません。

商品名FOVE 0
プレオーダー開始日2016年11月3日0時(太平洋標準時:11月2日午前8時)
希望小売価格不明(予想価格:7万円台)

製品仕様

9月15日に発表された「FOVE 0」の製品仕様は、下記のとおりです。

ディスプレイWQHD OLED (2560 x 1440)
フレームレート70Hz
視野角90°~100°
トラッキングセンサーヘッドトラッキング
ポジショントラッキング
アイトラッキングセンサー120fps 赤外線アイトラッキングシステムx2
精度1°以下
本体重量520g
オーディオ3.5mm オーディオジャック
接続端子HDMI 1.4 / USB 3.0 / USB 2.0
同梱物ポジショントラッキングカメラ / 交換用フェイスクッション


*製品仕様は予告なく変更される場合ありとのこと。

ここがすごい! ~ 特長 ~

FOVE社は、赤外線カメラで捉えた視線の動きをもとに、世界で初めてVR空間内で“眼の動き“による操作を可能にした「アイトラッキング」とコア技術を先行開発してきました。

「FOVE」は、この最先端の技術を活用したHMDとして、さまざまな分野での活躍が期待されています。

Gaming
視線操作による複雑なアクションゲームの簡易化、コンテキストメニューに対応した視線ベースのインターフェース追加など、これまでにないゲーム体験を実現。

Education
収集された視線情報は、自己分析を通して、学習法向上に大きな効果をもたらす。手術や自動車運転のシミュレーションでは、手を止めることなく関連情報の視線操作も可能に。

Health Care - Medical
バーチャルリアリティを臨床利用し、視線によるUI操作、ロボット操作など、身体が不自由な方の新しい表現方法を提供。

Social Communication
面接やデートに備えてアイコンタクトを練習。仮想世界で開催される会議に、自分自身を映したアバターで参加も。

Movies
焦点を人工的に取り込んだり、バーチャルキャラクターを認識することで、あなたのお気に入りの映画の世界へ飛び込めるように。

Development
FOVE対応の新しいアプリケーションやコンテンツを制作しコミュニティにシェア。フォービエイテッドレンダリングを活用し、これまでにないハイエンドなクリエイティブを実現。

(引用元:公式サイト)


ファームアップデートに加え、「FOVE 0」には実装されていないLighthouse対応やフェイストラッキング対応が予定されているというコンシュマー版で、さらに機能が強化されることが期待されています。

何をそろえればいい?予算は?

「FOVE 0」で遊ぶには、ほかに、下記最低動作環境条件を満たしたPCが必要です。
PCは、最低でも10万円~となるようなので、ゼロからそろえる場合は、約20万円程度~の予算が想定されます。

必要なスペックはこちら。

オペレーティング システム:Windows 8.1 64bit 以上
CPU:Intel Core i5-4590 以上
GPU:NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 以上
メモリー:8GB以上
インターフェース:HDMI 1.4 / USB 3.0 / USB 2.0x2

また、対応コンテンツは有料のものを利用すると、それぞれ金額が発生します。

ヘッドフォンや内蔵オーディオ機器、コントローラーは「FOVE 0」の付属品には含まれていません。
そのため、必要に応じて、別途オーディオ機器やXbox One等のコントローラーを用意しなければなりません。

※コンシューマー版(2017年中に開発予定)では、コントローラーが付属する可能性もあり。

専用/対応コンテンツ

コンテンツはデモタイトルの発表があるだけで、今のところ正式なリリースは行われていません。
対応コンテンツの開発は、現在20~30社が取り組んでいるようです。

Unityプラグイン・Unrealエンジン・SteamVRに対応のSDKベータ版が公開されているので、一般の開発者も開発に参加ができる仕組みが用意されるとのことです。

また、ゲームエンジン「Xenko」が「FOVE 0」を公式サポートすることも発表されたので、今後対応コンテンツが増えていくことが予想されます。

どこで買えるの?どこで試せるの?

プレオーダーに関する詳細は、まだ発表されていないので、購入を検討している場合は、最新の情報が届くように、メールアドレスを「WAITLIST」に登録しておくことをオススメします。
公式サイトから簡単に登録できます。

製品の体験会についても特にアナウンスはされていませんが、先日行われたTGS2016でのレポートが参考になりそうです。

また、来年予定されているコンシュマー版製品に対する期待も高まっています。
より機能が強化され、コンテンツが充実していくことが予想されます。

株式会社テクノブラッドとの提携により、日韓のインターネットカフェ(最大7000店舗)に「FOVE」を提供し、VRコンテンツの体験プラットフォームを展開することも発表されています。

ハイエンドHMDであるFOVEが、ネットカフェで手軽に体験できるということは、ユーザーにとってもうれしいことです。
ゲーム機器としてはもちろん、教育や医療やコミュニケーションツールとしての活躍も期待されているアイトラッキングのできるHMD「FOVE」。

今後の動向に引き続き注目です!

(記事内のすべての情報は、2016年9月27日現在のものです。)
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VRとは

コンピューター用語で、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略。

Virtual=(形容詞)仮想の、虚像の
Reality=(名詞)現実、実体
日本語では、「仮想(人工)現実」とも呼ばれています。

特別な装置を身につけた体験者が、映像・音声・触感・体感などが生成されたコンピュータによって作り出される仮想の3D空間で、センサーで動作をとらえることによって、その空間に実際にいるような感覚で擬似体験することです。

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